清華大生が見た最先端社会中国

作成日:2021.12.28(火)、変更日:2021.12.28(火)


基本情報

以下の本を読んでみたいです。

読んだ後の感想

ポイント

amazon.co.jpでの評価

カスタマーレビュー

星5つ中の4.1、156個の評価

内容紹介

「中田敦彦のYouTube大学」で紹介されました! !

第一章では、今後中国社会の表舞台に立つ「80後」や「90後」を取り上げ、彼らが生活するイマの中国を中心にご紹介いたします。メディアでは、中国政府や中国経済などを多く取り上げるものの、若者にスポットライトを当てることは少なく、中国の若者(チャイナユース)について知る機会はあまりなかったでしょう。本章ではそういったチャイナユース、とくに「80後」や「90後」について、彼らが生活する中国の社会情勢を交えてご紹介したいと思います。

第二章は、中国社会においてデジタル革命が起きる昨今、ライフシーンやビジネスシーンなどが大きく変わっていきました。その中で、チャイナユースを中心に取り巻く、デジタル革命による劇的な変化を最前線でリードするアリババとテンセントの歴史を振り返り、両社が作り上げる中国の社会基盤システムについてご紹介いたします。

第三章はそんなアリババ系とテンセント系による主要代理戦争や、アプリ大国――中国の現状について実例を交えながら、一日の生活でどんなアプリを使用するかなどを解説いたします。

第四章は、中国の急激な発展を支える中国の教育事情、そして「海亀(ハイグイ)」について、筆者が在学していた清華大学の実例などを参考にご紹介していきたいと思います。中国の教育事情といえば中国版センター試験「高考(ガオカオ)」の熾烈な競争などが印象深いと思いますが、高考以外にも中国国内の大学事情、チャイナイノベーションの源泉となる海外帰国組である海亀などについても角度を変えてご紹介いたします。

最終章は、日本の若者(ジャパンユース)と中国の若者(チャイナユース)の価値観やライフスタイルなどを比較しながら、チャイナユースについての理解を深めていきたいと思います。メディアなどでは知ることのないチャイナユースの価値観を解説することにより、今後日本と中国両国の交流が深まる中、彼らをより理解することで、どのように関係を構築していくべきか、そしてどのように協力していくかを読者の皆さんと共に検討していきたいと思います。

著者について

夏目英男(なつめ・ひでお)

1995年7月20日生まれ。東京生まれ、北京育ち。2000年に両親の仕事の都合上、中国へと移住。当初はイギリス系のインターナショナルスクールに在学するも、中国の大学へ進学するため、2009年に中国現地の高校へと編入。2013年中国・清華大学に進学。2017年清華大学法学院及び経済管理学院(ダブルディグリー)を卒業後、同大学院公共管理学院(公共政策大学院)に進学。在学時には社会企業やNPOについて研究する傍ら、自身の経験や、「偏見のない目で社会を見る大切さ」という考えをもとに、清華大学の日本人修士生3名と共に日本の高校生を中国へ招待し、中国のテクノロジーや起業、政策などを学ぶ教育プロジェクト「Dot STATION」を企画・実施。2019年7月に卒業後、日本へ本帰国し、日本の政府機関にて日本と中国をつなぐ事業に従事する傍ら、中国の若者トレンドやチャイナテックについての記事を「日経クロストレンド」などのメディアにて多数執筆。2021.8現在はEast Ventures (https://east.vc)に勤めているらしい。

YouTube