二〇二五年、日中企業格差

作成日:2021.12.31(金)、変更日:2021.12.31(金)


読んだ後の感想

ポイント

amazon.co.jpでの評価

カスタマーレビュー

星5つ中の3.8、14個の評価

内容紹介

習近平政権の「中国製造2025」が世界市場を席巻し始めている。「2025年までに中国が世界NO.1の製造強国になる」計画だ。 着々と進行するこの計画が実現されれば、大きな構造変革が日本にもたらされる。巨大資本の中国企業が最終製品やサービスを作って世界へ輸出し、日本はそこに部品を提供する存在になる。 いわば「日本企業の中国下請け化」現象が起きるのだ。

さらに、米国とのAI覇権戦争も止まらない。「AI社会主義」とも言うべき国策をエンジンに疾走を続けるアリババ、テンセント、ファーウェイ等のメガ企業。 これら紅船(あかぶね)の襲来に日本はどう備え、打ち勝つべきか。

本書では、いまや逆転しつつある日中の産業構造の変化を分析。さらにIoT、キャッシュレスなどのIT化が進展する中国の最前線を現場からレポートする。 気鋭のジャーナリストが綴る、日中の未来予測と最新分析に刮目せよ。

著者について

近藤大介(こんどう・だいすけ)

1965年生まれ、埼玉県出身。東京大学卒業、国際情報学修士。講談社『週刊現代』編集次長、『現代ビジネス』中国問題コラムニスト。明治大学国際日本学部講師(東アジア国際関係論)。2009年から2012年まで、講談社(北京)副社長を務める。著書に『未来の中国年表 超高齢大国でこれから起こること』『パックス・チャイナ 中華帝国の野望』『中国経済「1100兆円破綻」の衝撃』『対中戦略』(以上、講談社)『中国模式の衝撃』(平凡社)他多数。